8月2日(火)開園します
今年は8月2日(火)から開園します。今年もよろしくお願いします。
販売品種は、紅伊豆、ヒムロット、アーリースチューベン、ブラックビートなどです。野菜はカボチャとタマネギ、ジャガイモなどです。
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今年は8月2日(火)から開園します。今年もよろしくお願いします。
販売品種は、紅伊豆、ヒムロット、アーリースチューベン、ブラックビートなどです。野菜はカボチャとタマネギ、ジャガイモなどです。
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農薬のローテーションにあたり「系統よりも更に詳細な分類がある」みたいな記事を農協の会報で読んだので「作用機構分類コード」という単語で検索。
農薬工業会という所に詳しい表が出てた。来年の防除歴が来たら照らし合わせてみよう。
品札等の作成や片付けをしてたら時間がすぐに経つ。開園日は、まだ決まらない。
ネット情報だと、所沢ぶどう園は8/5開園。ウチは7/30か8/2あたりだと思っているのだが、今週が低温気味(25℃前後)なので後者あたりになるか・・・。25日あたりには決定しないと。
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「ブドウ部会~シャインマスカットの栽培について」
袋かけも終わり、余裕があったので参加してきた。見学園は塩澤農園。園主は塩澤信夫さん。土屋長男先生の弟子で御歳90歳(←これを聞いた時は驚いた)。
プリント等の配布物は無く、聞き取りにくかったところなどがあるが、あやふやなところも含めて、とりあえず覚書として残しておく。
なお私は加温栽培は未経験なので、その辺の記述は後で見返した時もアテにしないほうがいいと思う。
(割と)正確な情報
・見学園の面積は11a。加温ハウス(?だと思う)。現在10本の8年生。最終的には7本くらいに絞る予定。
・樹形は自然一文字。一応、いつでもエックス仕立てに変更できるように仕立てている。エックスは(シャインでは?)「フトコロを埋めるのが大変」「主枝4本のバランスのとり方が難しい」という考えで「自然一文字」にしている(らしい)
・一文字の主枝は片側15~18m
・剪定は12/10~
・シナアミドは1/10。休眠中の防除は無し。
・マルチはしかない
・3/10頃にホースをかける(あとで聞いたらデラにかけるサイズと違い、ハウスのダクトのような大きなホースらしい)
・3/30、4/1頃、展葉
・葉8~9枚時にボルドー
・葉10枚でストマイ単用散布(花が飛び出しても間に合うが、できればその前に)←これはどうしたものか・・・
・開花初めは5/2(デラのジベの真最中)
・開花時の最低温度は15度くらい。2時から3時に温度を落とす。←この最適温度は試験場も現在模索中
・5/10に最初のジベ?
・5/12に600房、5/13に1200房、5/14に1700房ジベ。以上1回目のジベは4回に分けて行う。
・一回目のジベ処理はフルメット加用濃度は教科書通り。
・若木に関しては2回めもフル加用(4~5年生まで) ← 2回やるとモノは良くなるが収穫は遅れる
・ジベ4~5日後に房作りと仮摘粒
・仮摘粒は真横からハサミを入れて一度に2,3粒落とす。
・5/29にほぼ一斉に二回目ジベ(2,3日で終了、とも言ってた気がするので、何回かにわけているかも)
・その後、摘粒→袋かけ→ボルドー散布→除袋→傘かけ→で現在(7/8)に至る
・薬剤はボルドー中心(昨年は4回散布で、今年は2回?)。ボルドー以外はフルーツセイバーとダイアジノン、パダン(ボルドーと混用?)などで、あまり新しいのは使わない。
・一回目ジベ処理後の借摘粒は、肥大に重要。2回目ジベまでに粒数を決めておく
・一粒20gなら30~35粒(大きくしすぎても色がこない)。粒が少ない方がハリが良い。
・一回目の処理のタイミングは、満開から2、3日後に行うわけだが、塩澤さんの満開の考え方は、「房尻の先端が咲き終わって、オシベが落ちて、肩の粒がマッチの先くらいになったあたり」らしい。
・開花初め→「房作り」と同時に必ず6葉摘芯すれば花振るいは無い(摘芯しないと流れる)
・ストマイ散布=振るわない、ということではない(?)。摘芯した方が花振るい対策にはなる
・土用摘芯(7/20ころ)が一番効果がある・・・が、もう水が入っている時期なので、名人の域でない限りは真似するのはやめといた方がいいと周りからツッコミがあった。
・昨年は7/20出荷。今年は糖度も考えて、8/1あたりから(と考えている)。
・緑→黄化と玉ハリは関係ない
・三年前はボルドーで葉は白く小さめだったが、今年はボルドー少なめ
・開花前にもボルドーを散布
・ハウスの方が玉ハリが良い
・目標糖度は平均18。大きい房も下が17には達するようにする。
・糖度に関しては経験上(医者に20度をあげたら「甘すぎる」、他の人に17度のあげたら「食べやすい」など)、18くらいが妥当では。16だとダメ。
・色に関しては、糖度が18くらいならかなり黄色くなる。カラーチャートの3が基準。
~ぶどう「シャインマスカットの」カラーチャートの開発 から
・早い段階から黄色いとダメ
・収穫に入っても青い葉の方が収量が良い(?)
・1間30房。結果母子は6~7くらいで枝数は4~5本(?)
・↑の感じで最終的に調整。数や樹勢を考え、場合によっては先端に2つ着けたり弱い枝にも生らせたりもする。
・ひと房に対し葉数は15枚くらい。6葉摘芯した分はフクショーで補う
・受精は強めにもっていく
(雑談交じりなど)やや聞き取りにくかった情報
・ボルドーを使用すると葉持ちが良くなる。「葉の炭酸同化作用?はいつまでやっているのか(40日など諸説ある)」などを考えるとそんなに葉を持たせる必要は無いのでは、と考えた時期もあったが、今のところ、なるべく長く葉を残したほうが良い、と考えているそうだ。
・ボルドーは安くて効果が高い。自作よりICボルドーの方が平らに効果が出る。
・ピオーネの一回処理を初めて見た時に「これは良い」と自園の高妻で一回処理をやったら粒が張りすぎて作業が追いつかずに苦労した経験もあり仮摘粒は重要と考えている。
・ジベ処理時の粒の面積によって玉ハリが違ってくるのでは・・・(?)
・一回目のジベが一番肥大に影響するのでは・・・(?)
・満開から10~15日くらいに細胞分裂(肥大する?)
・ジベ前にフラスター散布が普通。フラスターは2週間くらいで効果が切れる?
・シャインは高温に向いているのではないか?高温の方が玉ハリがいいのではないか?と考えていて棚下の温度は高めにしておいて管理。夜は風を通す。
・ハウスは時期までサイドを張っていたほうが良い → 7/8現在は両サイドとハウス上部(片側1m幅くらい?)は開けっ放し
・数年前の大雪時は雪かきもした。ハウスにたどり着くまでに2時間くらいかかった(?)
・温泉で加温。ダクトをはわして温泉を流して地温を上げる
・5,6枚でボルドー、7,8枚でボルドー(+パダン?)、8~10枚でもう一度。
・ジベ前にボルドーを散布すると「膜ができて効きが悪くなる」ので濃度は徐々に濃くしていく(最初は500で1袋くらい?)。ICボルドー専用のアビオンE加用。
・ジベ処理日の乾燥は良くないので1週間前(?)に水くれ
・試験場→花振るいの三大原因「房作りの遅れ」「処理時の温度不足(18℃くらいあればOK?)」「?」
上の写真は左がウチの藤稔(7/7)で右が見学園のシャイン。いつものことだが、なかなか粒数を減らせない。来年は気をつけよう。
なお、シャインに関しては、「まだまだ若い品種で試行錯誤の段階だと思う。栽培方法は確立しきれていない。(私の見た感じだとこれだけできれば満足していいと思うのだが)まだ、完全に納得できるレベルには達することができていない」とのこと。
出荷間近のシャインは昨年見た「雄峰」に匹敵するくらいの玉ハリで凄かった。ウチの木は1本だけ8年生で他は3~5年生。全部が8年生以上になった時に少しでも今日見たブドウに近づくものが作れるよう頑張ろう。
とても良い勉強をさせていただいた。長くて70くらいが限界かと思っていたが、90になっても頑張っている人をこの目でみれたことは先々効いてくると思う。
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