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2017年9月

今シーズンの反省①ハクビシン【ブドウ】【2017】

 今シーズンはハクビシンの被害がひどかった。房数にして100くらいやられた。被害にあった品種は、紅伊豆>>>>>>>>>藤稔>その他。完熟前の紅伊豆が飛び抜けて被害を受けた。どうも味が好みだったようだ。
 農協に罠をかけて設置したのが8月になってから。助言通り、メロンパン、チキンラーメンなどを餌にするが効果なし。8月末になって、忘れた頃に一匹罠にかかっていたのを確認。すでに仏様になっていたので埋める。
 シーズン終了後の方が、罠の餌が目立つと思い、仕掛け続けているが、さっぱり。9月末に仕掛けたらネコがかかっていたので返却を決意。
 以下、来シーズンのための備忘録。

・罠は7月上旬から設置したほうが良い
・餌で効果があったのは、セブンイレブンのプレーンなメロンパン(税込¥100)
・株元に設置(そこから木に登るため?)
・金具は餌が動いてすぐに閉まるようにギリギリに設定
・雨が降るとメロンパンはすぐにダメになるからチキンラーメンも試してみては?

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防風ネットをなおす・紅伊豆伐採

 防風ネットがとれていた箇所をなおす。ハウスの紅伊豆を伐採。葉っぱがあるせいか切りにくい。終わらず。
 植えたのは2008年頃のようだ。3年くらいは収穫量が無く、5年目位からそこそことれて8年目あたりから着色が悪くなった。
 どうも短梢剪定と紅伊豆は相性が悪いようだ(私のやり方に問題がある可能性もかなり高いが)、ということで、余裕のある今の時期に伐採することにした。今年度の剪定で伐採予定の木は施肥に支障がない場合、冬を待たずに順次「伐採→抜根」予定。

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レンソウ播種~秋①【レンソウ】【2017秋】

 秋の播種開始。明日が雨予報なので、昨年より一日早く播種。品種はハンター。途中、マルチの間に種が落ちている箇所が出てきて、以降は機械を極力ゆっくり動かす。

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網片付け完了・枝を切る・ビニール片付けなど【ブドウ】

 ハウスの網を片付ける。思ったより簡単に取れた。スプリングは裏にあるので面倒。ハウスの徒長した枝を切る。シャインと醸造用品種。残ったヤマソービニオンは収穫がもう少し後になりそう。色々疲れたので収穫前に伐採するつもり。
 短梢剪定でやってるシャイン(片側8mの一文字かH型)も醸造用品種(一文字1.5~2m)も樹勢が強すぎる(シャインのH型ならなんとかなりそう・・・かな)。将来、醸造用品種をやるとしても、棚でやった方が安全な気がする。
 ドロクロのビニール片付け。4人だと早い。ブルーベリーの中の草むしり。

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土壌消毒(9/22・9/25)【2017秋】【レンソウ】

 秋の土壌消毒完了。一度、機械に石がつまり直してもらう。面積を減らしたとはいえ、9月中に終わるのは早い。ビニールを片付ければ汚れ仕事は終了。

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ふれあい援農ボランティア【雇用】

 今朝の新聞朝刊(朝日?読売)に、よく見かける「収穫祭 小山園」の看板の方の記事が載っていた。内容は「都農林水産振興財団が認定した『援農ボランティア』の方が働いてくれて助かる」みたいな感じ。

 「都農林水産振興財団 認定 援農ボランティア」で検索したら、東村山市のHPに援農ボランティアの募集記事が。
 講義を受けて研修して、そこから先は続けたい人は個別にどうぞ、という感じ?情報が少なくてよくわからない。
 主催は、東京都農林水産振興財団、JA東京みらい東村山支店、東村山市。財団+農協+市役所か・・・。東村山でうまくいっているなら、是非とも清瀬市でも・・・。難しいか。

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網をたたむ(9/20-21)【ブドウ】

 ブドウの網をたたむ。9/20はスタートが8時過ぎと遅かったけど、網は丸められたので良かった。9/21、紐をまとめて、他の畑も。残りは後日。防風ネットが風ではずれてた。こちらもなおさないと。

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薬剤散布のお知らせ 『9/20(朝)』

9/20日(朝)、薬剤散布を行います。ご迷惑をおかけします。天候不良の場合は翌日以降に順延します。

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醸造用品種収穫(その2)(9/19)【ブドウ】

 メルロー、カベルネソーヴィニヨンを収穫。糖度はメルローが少し上がって19、カベルネが18。昨年カベルネは着色が悪かったが今年はまあまあ。どちらもよく見ると薄赤い粒がかなりある。以前見学させていただいたところでは(長野14/10/18)もっと黒かった。収穫早いのか?
 若木に放置でならせておいたシャインも収穫。こちらの方が甘い。糖度計らず。ブドウ用のコンテナは片付けたのでホウレンソウ用を使う。

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横断幕を作る【ブドウ】【道具】

 入口につけてる木札をひっくり返すのが面倒だし見ている人も少ないので、代替品を考えたところ、ブドウの画像を貼った横断幕をつけとけば楽かも知れない、と思い試作品を作る。

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・イラストレーターを使わなくていい奴は画像が思ったよりも荒かったので却下
・結局、前に「のぼり旗」を作った時みたいに、GIMPで画像を作って、ColonというソフトでCMYKに変換して、イラストレーターに貼り付けるという流れで作成

・細かい流れは、
パワポで5000くらいの大きい画像を作る→GIMPで解像度を200にあげてサイズ調整→ColonでCMYKに変換→イラストレーターでサイズを微調整(1080×720)し拡張子はepsで保存→イラストレーターでテンプレを開き貼り付ける、という感じ

新しいverなら楽なんだろうけど、何せ8.0なので面倒だ。使い方もウロ覚えなので、もっといいやり方があるのかも。
注文(するかどうかはわからないが)は来シーズン直前になるので、書いておかないと間違いなく忘れるので、ここに記す。

のぼり屋さんドットコム ~古いバージョンのイラストレーターでもOK
http://nobori-print.just-shop.jp/original/data_guide/#new_data10

RGB→CMYKへの変換 Colon ~やんままのBLOGより
http://blog.livedoor.jp/yamma_ma/archives/3368568.html

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土壌消毒(9/13~15)【ホウレンソウ】

 3日連続で土壌消毒。しんどいので午前に終わらせて、午後は別の仕事。一日ごとに疲労がたまっていく。これをやらないで播くだけで収穫できたら、どれほど楽か。
 テーラーの紐が切れたので農機具屋さんで修理してもらう。

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醸造用品種収穫(一部)(9/11)【ブドウ】

 数年前に試験的に数本ずつ植えた醸造用品種の一部を収穫。シャルドネとメルロー。糖度は18と18.5。20~25くらい上がるはずだけど、どうも難しい。短梢の垣根もどきで育ててみたけど木が暴れて手に負えない。
 今年はシャインを接いであるので、ほぼ全部、抜根して試験は終了。東京にもワイナリーが出来始めているので、のっかれたら面白いと思っていたけど、生食用とかぶる、収穫は9月以降、思ったより手間がかかるなど、本腰を入れてやるには難しい要素が多い。良いものを育てるには労働力が足りない。
 とりあえず、データはとれたので一時封印して生食用に集中しよう。

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資料作成(9/13)【施設】【葉菜部会】

 先日の役員会打ち合わせ(一時間程度)を参考に、11月ころの部会内容(案)をまとめる。
 試作種を配布する時に他の役員さんに意見をもらって内容を詰める予定。皆さん忙しいのでむやみに集まりたくない。

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ブドウ部会~品種検討会(9/8)【山梨】【ブドウ部会】

 直売も終了し、山梨へ。品種検討会は初めて。机の上に検討品種が並べられ、説明後、試食の流れ。以下説明の覚書。

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・サニードルチェ、「青りんご」みたいな味だった。タイベック+棚明るめで着色良好(市街地では難しい、という声も)2回目フル加用OK。
・タイベックは木の根元にやることで一番効果がでるらしい(ウチもやるなら効果がよくわからないブルーシートよりこちらの方が・・・)Cimg4662
・今年は着色が難しい年だったらしい→夜温が高かったので
・黒は温度が着色に影響しやすく、、赤は糖度が着色に影響(?聞き取りにくかった)
・赤系はコンパクト(500g以下)にしあげ、ジベ一回処理
・バイオレットキングは、粒の先に少々ワレが出た。付け根まで真っ赤にはならない。私は大味な印象だったが、他の人に聞いたら「美味しい」と高評価。東京の農家の方は、環状剥皮で8月中に出したらしい。
・圃場のシャインは全国ブドウ大会の視察の関係で、8/20に除袋したため可熟気味。袋を取ると外部からの影響が受けやすく、さらに可熟になったことで一部に「カスリ症」がかなり出たそうだ。(↓「かすり症」の出た房)

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・シャインは最後まで袋で管理(むいたら3日で、かすり症が発生したらしい)
・クラフト傘は軟化して日焼けが出にくくなったらはずす
・木漏れ日が落ちる8~9割の葉影率で管理(2枚上の写真の感じで。ウチは今年は暗すぎた)
・暗いから、と枝を切って落とすのでなく、なるべく肥料や剪定で樹勢を調整
・上部支硬を使うと粒のサイズは18~20g→16~17Gくらいになるらしいが、十分良い房だなあと思った
・「上部」は摘粒が楽になるが、中には粒が足りなくなる房(35目標が32くらいになったり)もでる
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・雄宝もバイオレットキングと同じ感じのワレが出たらしい。昨年まで味は淡白。何年かすると変わってくる、という声も。
・甲斐のくろまる、ジュエルマスカット、甲斐ベリー3あたりは山梨限定っぽいのでスルー
・巨峰に今年は裂果が出たそうだ
・裂果は、雨が全然無いところに急激に雨が降ると出やすい
・裂果対策としては乾きすぎない程度に潅水(今年山梨は降る降らないが極端だったそうだ)
・裂果の主な原因は、「急激な雨」と、「花が咲いてジベ処理一回目までの時期に雨が少なかった」(←ここで潅水してた人はセーフ)こと。
・花が咲いて一回目のジベ処理まではブドウにとって細胞増殖期にあたり、ここで適度な水分があれば養分が吸えてブドウの細胞を増やすことができる→ここで水が少ないと栄養不足で玉が張らない上に、われやすくなる
・二回目のジベ処理以降は、細胞が大きくなる時期
・水が必要となる時期は「芽が出る時期」「花が咲いてから一回目のジベ処理」「実がとまってから一ヶ月くらい」の3回
・↑上のタイミング以外で闇雲に潅水しても、枝だけ伸びて不味いブドウになって裂果しやすくなる
・ブラックビートはワレやすい(ウチではほとんど裂果はないが・・・)
・巨峰系でワレやすい順は、藤稔>BB>巨峰>ピオーネ
・巨峰系で赤熟れしやすい順は、ピオーネ>巨峰>藤稔>BB
・赤熟れの原因は、着色期の高温
・ピオーネは高温の影響を巨峰よりも受けやすい(着色の遺伝子は2本で同数だが色素を作る量が少ない)
・対策としては一回処理(適期はシビア。キャップがとれた日を満開ゼロ日として3~5日目で)
・藤稔はワレやすい。試験場でもワレやすいが、これは元々山を削って戻した土に粘土が多く、作土が浅いため。戻した土に粘土が多い→ワレやすい
・有機質を入れて土を柔らかくすると、ワレにくい(水の管理も大切)
・山梨県内では、ほとんど藤稔がワレない地域もあるらしい。すごい。
・4倍体=染色体が4本
・親の組み合わせが一緒でも、子供に現れる特性は様々→この中で作り手にとって都合の良いものを選ぶのが「育種」
・甲斐ベリー3は玉張りは藤稔並。味は「くろまる」に近い
・長梢剪定の目的は、強い枝と弱い枝の差を無くして、ちょうどいい太さの枝をたくさん出るようにすること
・枝の太さが揃えば、房揃い、玉揃いが良くなる
・枝の先端部は子孫を残すことより、木を広げるようにプログラムされているので、玉はどうしても張りにくい
・アグレプト液剤は直接房にかけるのがベストだが、かからなくても一定の効果は見込める
・「誘引」は薬剤が均一にかかるようにするためにも丁寧に
・「かすり症」は老化現象みたいなもの。細胞と細胞の間の細胞壁の中の液胞がわれて壁に染み出す現象。ある程度は仕方ない。
・目標糖度前に出ると問題。島根県では15度程度で大量発生し問題に。原因はカルシウム不足。元々「真砂土」で肥沃でない上に、雨よけでボルドーもそれほど使用しないので。
・↓摘粒に労力をかけず、あえて「粒」で販売している方もいた
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・シャイン系の赤ではマイハートが一番美味しかったが、それでも植えたい、という気は・・・。
・期待していたスカーレット、今年は灰色カビがかなり出たらしい。シャインより弱いようだ。
・試食開始と同時に人が殺到したマスカサーティーン。病気にはシャイン並みに強い。袋は星野の極薄20号で収穫までかけっぱなし。幼木の玉張りは↓の半分から三分の一くらい。展示の房は、高芽接ぎした房。確かにシャインと違う味だが、美味しいか?と言われると・・・。新しい味を一粒食べて判断するのは難しい上に、私の味覚は酷いので、評判の方を信じるべきだろう。
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あと、試験場の先生にシャインの病気の写真を見せて何か教えていただく。正解は「うどん粉病」。毎年見かけていて、「うどん粉」にしては他の品種と出方がちょっと違うような・・・、何だろう?と思っていたが、おかげでスッキリ。

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閉園しました(9/3日曜)

 9/3(日)で本年度のブドウの販売を終了しました。今年は日照不足と長雨で、とても厳しい条件でしたが、お客様のおかげで、被害も思ったより少なめで終えることができました。ありがとうございます。
 また来年、美味しいブドウが販売できるよう頑張りますので、よろしくお願いします!

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9/3(日)に閉園します

 明日9/3(日)、売り切れ次第、閉園します(おそらく午前中で品切れになると思います)。
 贈答・発送用のブドウは完売したため、現品限りのパック売りのみで営業します。品種は紅伊豆・シャインマスカット・キャンベルなどです。

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9/2(土)営業します

 9/2(土)直売を行います。パック売り(藤稔・紅伊豆・巨峰など)の他、少量ですがシャインマスカットも販売します(キャンベル・シャインマスカットは発送OK)。
 今年のブドウも残りわずかです。売り切れ次第(おそらく9/2・3で)、閉園します。

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